台頭するアフリカの現代美術(1)~国際的アートワールドへの"参入"と、アフリカへの再帰的"拡大"~

http://ptix.at/XsZ7RF

アフリカの現代アートがいま熱い!

今年のヴェニスビエンナーレでは、El Anatsui(エル・アナツィ)等スターを取り揃えアッと驚くプレゼンテーションを見せたガーナ、若手アーティストを擁して初参加のマダガスカル、世界最大の現代アフリカコレクションを所有するピゴッツィコレクションからニューヨークMoMAにその一部が寄贈されるなど、アートシーンでのアフリカ各国の存在感は日に日に増しています。

アーツプラスがお送りする今秋の特別企画第1弾として、京都大学大学院でアフリカの現代美術を研究する中村融子さんを迎え、2回にわたり「アフリカ現代美術入門」をお送りします。

第1回 ~国際的アートワールドへの"参入"とアフリカへの再帰的"拡大"~ (9/28)
アフリカの現代美術が欧米のマーケットに入って行き自分達の足場を作ってきた経緯を、アートインフラ(転換点となった主要な展覧会や芸術祭、キュレーター、ギャラリー、アーティストなど)の観点からアフリカ現代美術を理解するうえで欠かせない基礎的な情報を概観します。

第2回 ~ブームで終わらせない!:新世代のアーティストとアフリカを語るイニシアチブ~ (10/26)
現在活躍中のアフリカ各国の若手(「第三世代」)アーティストの取り組み、アフリカ内外に新しく登場したアートインフラとそれにかかわるキーパーソンについて触れていきます。(2回目のみのチケットは別ページでお求めください http://ptix.at/fYmLcl )

アフリカ現代美術の入り口として役に立つばかりでなく、ヨーロッパのマーケットとの関係を形成してきたプロセスは、わが国日本のアートシーンにとっても非常に示唆的です。文化人類学的な研究が主だったこのフィールドで最もリアルでアップデートした研究の若手第一人者が満を持してお送りする入門編です。

講師:中村融子 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科/アフリカ現代美術)
東京大学法学部卒業。アフリカ現代美術を美術史的視点で研究。これまでコンゴ民主共和国の絵画と現代陶芸を扱ってきた。現代社会における地域性や美術ジャンルのカテゴライズの持つ意味を問いながら、作品の魅力を美術制度構築史にフォーカスしながら語る。WEBメディア東大UmeeTや京大360°に寄稿。アートフェア東京2019にて「みんなのギャラリー」パンフレットキュレーション・美術解説を担当。2019年11月「京都精華大学現代アフリカ講座「現代アフリカのパワーと可能性を知る」に登壇予定。
(https://seika-africa2019.peatix.com/)

対象となる方
・アフリカの現代アート&アーティストに興味のある方
・欧米マーケットへの参入プロセスやその後の活動を日本での実践に役立てたい方
・アフリカの現代アートへのアクセス方法(どこへ行けば見られるか、購入ルート、情報ソース)などを知りたい方

主催:一般社団法人アーツプラス/Taguchi Art Collection