
アーツプラスは、タグチアートコレクションを主宰する田口弘と田口美和により、アートの普及活動を行う団体として設立されました。心や生活を豊かにする、世界が広がる、人々を繋げる、このようなアートの持つ様々な付加価値(Arts+)を感じていただく機会を増やす活動を目的としています。
現在行っているサロンレクチャーは、現代アートをより楽しむために知るべき情報をセレクトしてお送りしています。現代アートのフィールドはグローバルで、日本での情報はまだ十分ではありません。海外の動向をいち早くキャッチすることが世界のアートシーン&マーケットの入り口です。海外の芸術祭や展覧会情報、アフリカ・中東・アジアなど現在注目されているエリアのアートシーンなど、日本にいながら学ぶことのできるシリーズです。(「ICHIKEN★レクチャー」、「世界のアートシーンをめぐる」等)
2020年夏からは、新型コロナの影響により、オンラインでのイベントも開始しています。
タグチアートコレクションのネットワーク、展覧会、収蔵作品を生かした活動も行っていきます。国内各地の美術館の要請に応じて、コレクション展の開催も行っております。
アーツプラスは皆さんのやりたいことを実現できるプラットフォームでありたいと願っています。こんな企画をやってみたいということがありましたら是非ご提案ください。当団体の趣旨に沿うものであれば実現できるかもしれません。「キュレーターズトーク」や教育関係のシンポジウムなどはそのようなきっかけで生まれました。
美術・音楽の垣根なく、あらゆる創造的芸術活動を横断的に楽しめるような活動、あるいはそれらをより身近にする活動も目指しています。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
代表理事:田口(杉山)美和 理事:田口弘
設立:2019年1月

タグチアートコレクションは、ミスミグループ創業者の田口弘が収集した、世界各地の現代アート作品およそ550点(2020年12月現在)からなるアートコレクションです。
田口はミスミ社長在職時にアメリカン・ポップアートを中心とした「ミスミ・コレクション」を築き、企業コレクションの我が国における先駆けとなりました。その後に開始した個人コレクションでは、世界各国あるいは日本国内にも対象を広げ、立体・写真・映像など素材・形態も幅広く収集しています。2013年より、長女の美和が運営に参画し、展覧会の開催とコレクションの拡充に努めています。
1980年代末、街角にかかっていたキース・へリングの版画を見て「何だこれは!」と驚いた田口の収集の契機は「会社にかけて皆に見てもらいたい」「そのイノベーションの感覚を感じ取ってもらいたい」というものでした。そのため当初から、作品の購入は公開することが前提となっていました。「作品は人に見てもらってこそ意味がある」こうした思いから、個人コレクションでありながら人々に見てもらうための作品収集を続けました。ミュージアムピースと呼ばれる大規模な作品が多く含まれるのはこのためです。
コレクションがある程度形成されると、公開するために私設美術館などが作られることが一般的です。しかし、当コレクションは特定の展示会場をあえて所有せず、各地の美術館等からの要請に応え、全国で展覧会を行ってきました。それは、できるだけ見に来て下さる皆様の近いところに作品をお届けしたいと考えているからです。特に首都圏以外の現代アートを見る機会が少ない地域に、世界で注目を浴びる同時代のアーティストの作品を見る機会を提供するために、積極的に展示を行ってきました。当コレクションの培ったネットワークとノウハウにより厳選して収集した質の高い作品を見てもらうことで、人々が、特に子ども達が現代アートの素晴らしさを体感し親しむきっかけとなることを願っています。
タグチアートコレクション
https://taguchiartcollection.jp/

おかげさまで当コレクションは、公私の美術館10か所以上でコレクション展を開催する幸運に恵まれてきました。各地で展覧会を積み重ねるうちに気づいたのは、我が国の文化行政の脆弱さ、とりわけ自治体の予算削減による公立美術館の運営の厳しさと、教育課程での子ども達の鑑賞機会の少なさでした。展覧会企画を担当して下さる地方美術館の学芸員はみな優秀で意識の高い方ばかりでしたが、「予算がない」「人がいない」「コレクションがない(現代アート)」といういわば三重苦の真っただ中にあって、思うような活動が行えない現状がありました。世界の名だたる美術館の豊富なコレクションと資金、子ども達であふれる美術館の様子をみるにつけ、このままでは日本の美術を支える基盤が崩れてしまうという危機感を抱いております。
こうした社会的状況とコレクションの今後の在り方について検討した結果、2020年8月、公益財団法人公益推進協会の中に「タグチ現代芸術基金」を設立しました。コレクションを未来に引き継ぐための準備として、田口家から基金に所有権を漸次移行し、永続的かつ積極的な公益活動を行う目的のために作品収集と展示を行う形をとることにいたしました。
このことにより、タグチ現代芸術基金のコレクションは、「開かれた」「みんなの」コレクションとして生まれ変わることになります。私的なものからパブリックに開放することで、コレクションを活かし、より広範に展示と啓発活動を行っていく所存です。
具体的には、(1)子ども達の鑑賞機会を増やすこと、(2)地方の美術館等公的な場での現代アートに関する展覧会開催支援、(3)美術館以外でも気軽に作品に親しむ機会の創出、などにまず取り組んでいきます。多くの方々の力を結集すれば、豊かな文化を醸成する未来の基盤づくりも可能だと考えています。皆様によるご指導ご鞭撻をどうかよろしくお願い申し上げます。
公益財団法人公益推進協会 タグチ現代芸術基金
Founder(設立者) 田口弘
Exective Adviser 田口美和
Adviser 現在検討中
タグチ現代芸術基金では寄付金を受け付けております。
お問い合わせはこちらまで▼
公益財団法人公益推進協会
https://kosuikyo.com/5153
電話番号 03-5425-4201
e-mail info@kosuikyo.com
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